幻想と羅針盤 [Gensō to rashinban] lyrics
幻想と羅針盤 [Gensō to rashinban] lyrics
眠りの中だけ違う世界の中
きっとそんな日常
目覚めそうになり口を噤んでも遅く
風に舞う雪が攫うように
在りはしない
在ってはいけないと覆う
冬の朝見せた幻想は
私の中にそのまま
嫌がった未来の話
どれだけ心削りながら
あなたを見続けるのだろう
平等に歳月は過ぎて
眠りをやめれば忙しない世界
それが生きる現実
逃げ出したくなって助けを求める
誰に
針の指す遠くの空を見て
許されない
求めるなと釘を刺す
そんな風の冷たさが沁みて
溜息 視線外す
もし其処で笑っている
誰かになれていたとしたら
嫌がった未来の話も
辛いものだけじゃなくて
繋いだ感触
離れる虚しい手
私だけが特別じゃなくても
願ったのはきっと同じでしょう
あなただけが特別でいいから
生涯消えないほどに深く根付かせて
そうやって吐き出しながら
どれだけ心削りながら
あなたを見続けるのだろう
きっと最期まで
冬幻想 覆い隠しても
刻んだ証は消えないから
あなたの羅針盤が示す
私の体内へと
- Artist:Otetsu
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