これは無慈悲な花の女王 [Kore wa Mujihina Hana no Joou] lyrics
これは無慈悲な花の女王 [Kore wa Mujihina Hana no Joou] lyrics
蝶の鱗粉 揺らめく
助けてあげると 言われた気がして
羽根に触れれば 手には飴玉
魑魅魍魎 逃げてばっかり
こんな世界は お腹いっぱい
こんな夜更けに迷子かい?
道案内もないのかい?
ほんならいいもの見ていくかい?
急に聞こえる 柔い囁き
足元を這う 光り輝く白い蛇
遠く頂く大きな桜
心惑わす 春の囁き
見てしまったら もう戻れない
吉兆重畳 これは現か幻か
ずっと見てたい動けない
綺麗の洪水 まるで天国
桜の唄さざめく
ずっと居てねと 言われた気がして
瞳と堕ちる あたしの言霊
奇想天外 もういりません
底のない春 きっと・・・幸せ?
こっちへおいでお嬢さん
冥土の水は甘いから
髑髏になるまで夢見心地
静かに笑う 桜妖怪
蛇の朱い目 花の向こうに消えていく
ぱっくり開いた大きな洞へ
お入りなさい 誘い笑う
これは無慈悲な 花の女王
走馬灯すら 統べり終われば墨の色
コロリと落ちた甘い玉
桜が食べた 目が覚めた
よくよくお聞き 人間の娘
供物を渡されたんだろう
それなら食わずにいてやろう
だが私の誘う先は
ぎっしり詰まった奇々怪々
食われた方がよかったやもと
思うも遅い 百鬼夜行さ!
舌打ちしつつ 白蛇は言う
仲間になれば ずっと桜でいられたものを
我らの下には屍体が眠る
永久に咲くため 輝く為に
ただただ咲いて 贄を待ってる
今宵も明日も 迷える人を苗床に
花 笑み誘う桜の噺
ここでお仕舞い 忘れないでね
- Artist:Nanahira
- Album:いろは七不思議探訪記
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