知らぬ顔 [Shiranu kao] [Transliteration]
知らぬ顔 [Shiranu kao] [Transliteration]
季節外れの 肌の寒さに
女一人が 肩を抱き
昔幾度あったろう こんな別れは
今じゃ口紅 また塗り直し
知らん顔
悪い人など この世にいなく
誰も寂しい者同士
いくら憎み合っても 憎み切れずに
いつか許して また恋をして
知らん顔
思い出すのは まだ初(うぶ)だった
歳も二十歳の 故郷の
いっそう死ぬの 生きる
と言った あの日に
戻りたいけど 戻れぬ限り
知らん顔
捨てて捨てられ 流れて過ぎて
知らず知らずに 疲れ果て
今日の酒に 男に
また巡り会い
明日が来ようと さよならしよと
知らん顔
- Artist:Meiko Kaji
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