Bocca di rosa [Japanese translation]
Bocca di rosa [Japanese translation]
彼女の名はボッカディローザ(バラの唇)
愛を大事にした
彼女の名はボッカディローザ
何よりも愛を大事にした
彼女がサンティラリオの
駅で降りたとたん
待っていた人々は一目で
彼女は宣教師ではないとわかった
退屈だから愛し合う人がいる
仕事で愛し合う人がいる
ボッカディローザはどちらでもない
彼女は情熱でそうした(愛した)
でも情熱はしばしば
渇望を満たすようになる
相手がどんな人か聞かないで
自由な心の人か妻がいるか
ある日
ボッカディローザは自分が被害者だとわかった
奴らのひどい怒りの
その骨を彼女は盗んだ
でも村の噂は
外には出ないが強力だ
あるところまでは彼らの復讐は限定的だった
彼女を少し侮辱するくらいで
人々は忠告するのが好きだ
神殿でキリストのような言葉を言う
人々は忠告するのが好きだ
もう自分が悪い例になることができないなら
結婚しなかった老婆は
子供もなく 望みもないが
みんなが自分に望んでいると思った
忠告をすることを
そして寝取られた妻たちの方を見て
機知のある言葉で言った
「愛の盗人は罰せられる」
と言った「正しい秩序によって」
それで彼女たちは警察に行って
そのままこう言った
「あのあばずれには客が多すぎる
食料品店より多い」
それで警察から4人の憲兵が来た
名誉の印をつけて
それで警察から4人の憲兵が来た
名誉の印と武器をもって
たいてい警官も憲兵も
義務を果たさない
制服を着ている時でなければ
彼らはボッカディローザを最初の列車にのせた
駅にはみんながいた
警官から聖具係まで
駅にはみんながいた
目を赤くして手に帽子をもって
少しあいさつする
気取らないで
少しあいさつする
(彼女は)村に愛を持ってきた
黄色い看板があって
黒字で書かれていた
「さようならボッカディローザ
あなたといっしょに春が去って行く」
でもこんな変わったニュースは
新聞は必要なかった
弓から飛ぶ矢のように
口から口へとすばやく広がる
その先の駅では
出た時より多くの人々が
キスや花を彼女に投げる
2時間の予約をする人もいた
教区の牧師は彼女を軽蔑しないが
ミサと告白の間で
つかの間の美のすばらしさを
彼女が列に並んで(見せて)ほしいと思った
最前列の処女と
ボッカディローザはそばにいる
(牧師は)二人を連れてゆく
聖なる愛と俗な愛を
- Artist:Fabrizio De André
- Album:Volume I (1967)