Vivo [ti scrivo] [Japanese translation]

手紙を書くのを許して

でもわかるだろう　言葉では

いつもむつかしい

君の求めることを言うのは

恥ずかしいから

感じるのが怖いから

あまりにはっきりと

君を苦しめるものを

手紙を書くのを許して

もう互いを感じなくなった

危険を冒さないように

互いを傷つけないように

何度

気づかぬうちに

ぼくらが歩いていたか　誰も知らない

街でほんの数メートル離れたところを

手紙を書くのを許して

でも今ぼくに残されたのは

一片の思い出だけ

君の名前を書いた1枚の写真

雪の中で書いた

君がレンズをのぞいている間に

君の眼はぼくにほほえむ

そしてぼくは生きていると感じる

生きている　生きている

君がいなくても

ぼくは理由をみつける

生き続けるための

生きるための

手紙を書くのを許して

でも詩ではない

君を愛していると言う

君の受話器に

ぼくは後ろにいたかもしれない

でもぼくが心にもっているものは

消したくない

テープから

手紙を書くのを許して

でもぼくに残されたものを教えて

思い出の話をして

君の名前で遊ぶ

壁に書かれている

大した理由もなく

ただ叫ぶだけ

それがぼくに生きていると感じさせる

ぼくは生きている　生きている

君がいなくても

ぼくは理由をみつける

生き続けるための

生きるための

• Artist:Luca Barbarossa
• Album:Eurovision 1988